2003年11月-12月の「ワン・アース・ツアースペシャル公演(坂東玉三郎演出)」を、ダイナミックに再構成。ハイブリッド盤(1枚でCD、SACDの両方をお楽しみいただけます)
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[収録曲目]
1.木遣り 2.大太鼓 3.屋台囃子 4.剣舞 - interlude 5.巴 6.浮立 - interlude 7.拍子木〜この峰の 8.佐渡へ 9.アンコール(波に咲く花〜佐渡へ〜八丈〜木遣り)
発売日:2004年3月24日
製品番号:SICL10001
発売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
▼鼓童メンバーのコメント▼
■金子竜太郎 試行錯誤しては整理し、アイデアを膨らませては練り直し…。そうして「佐渡へ」という大曲や舞台全体が仕上がっていく様は、さながら山間に湧くいくつもの小さな清流が集まって川となり、大地をうねってやがて大海原を至る旅のよう。旅の時間は玉三郎さんと共に佐渡の日に当たり、風に吹かれることで舞台の共通イメージを作り様々なことを乗り越え、新たな自分と出会いながらの創造する喜びに満ちたものでした。そんな私たちの経験と思いが底辺に息づくこの作品では、従来の力強さと流れるような構成の中で豊かに広がる音と共に、一緒に旅をした気分になっていただけたら嬉しいです。
■洲崎拓郎(音響担当) 今回のCDは、スーパーオーディオCD(SACD)プレイヤーをお持ちの方にはサラウンドでもお聴きいただける、SACDマルチチャンネルとのハイブリッド盤となっています。鼓童では「モンド・ヘッド」に続くサラウンド作品ですが、今回改めて鼓童にとってピッタリな方式であると思いました。ダイナミックレンジの広さや空間の広がり、大太鼓の最初の大音響から余韻が客席に吸い込まれていく迄を、ストレートに収録しています。BGMとして聞いていただいてももちろん結構ですが、出来ましたらスピーカーと対峙して、ご近所に迷惑をかけない程度に大きくした音量で、私たちの作品にがっぷりと組み合うように聴いていただければと思います。奥行きや広がり、迫力と繊細さの両立などを求め、これからも積極的にサラウンド作品に取り組んでいきたいと考えています。