このたび、鼓童結成30周年記念し、鼓童の活動を集大成した本が完成しました。鼓童の全体像、グループの発端まで遡る歴史、舞台の成り立ちや変遷など表現に関すること、現役メンバーの日常や実感など、様々な角度からまとめました。 長年応援してくださった皆様へ感謝を込めて鼓童のこれまでの歩みをお伝えするとともに、また鼓童を知ったばかりの方にも、ぜひ多くの方に手にとっていただきたい一冊です。
著者:財団法人 鼓童文化財団/発行:株式会社 出版文化社
A5判 200ページ(カラーページ含む)
2011年度日本図書館協会選定図書
目次
【序章 鼓童】
【第一章 原点】
1.発端/ 2. 佐渡の國鬼太鼓座/ 3. 鼓童、始まりの十年/ 4. 出会いと交流
【第一章 コラム】
宮本常一氏の言葉 1978年12月22日 鬼太鼓座座員に向けて武蔵野美術大学民俗資料研究室にて
ハンチョウと本間雅彦先生 藤本容子(鼓童)
「鼓童」という輝ける集団との出会いと交流 浅野昭利(財団法人浅野太鼓文化研究所理事長)
Dedication 献身 ミカエル・デ・ロー
【第二章 探求】
1. 鼓童の舞台/ 2. 代表的な演目/ 3. 表現の広がり/ 4. 坂東玉三郎との出会い
【第二章 コラム】
大太鼓と屋台囃子 茂木仁史(国立演芸場演芸課長)
【第三章 感覚】
1. 旅〜動き続けて見える世界/ 2. 研修所〜土台を築く日々/ 3. 鼓童村〜思いを込める場所/ 4. 佐渡〜土地の力に魅せられて
【第三章 コラム】
葛原正巳(佐渡市羽茂在住)
【第四章 磁場】
1. 人をつなぐ、地域をつなぐ〜「旅ん者」が佐渡にもたらすもの/2. 前に進む力〜鼓童が目指すもの
【第四章 コラム】
ロイ & PJ ヒラバヤシ(サンノゼ太鼓)
永 六輔(作家)
【第五章 回帰】
大太鼓
【巻末資料】
佐渡の國鬼太鼓座〜鼓童年表/佐渡の國鬼太鼓座〜鼓童在籍者名簿/ご教示をいただいた主な方々/索引/参考文献